はっぴーはろうぃーん(追記あり)

ハロウィンネタ。
すみません間に合わなかったので途中までですorz



ちょっと追記しました。
そして最後の最後を書く前に時間切れ…orz
げふーん。


※一発書き。殆ど読み返してません。


 でこぼこ黄色くまあるいカボチャ。
 顔と同じくらいの大きさのそれと真剣に向き合う手つきは時々危なっかしくてハラハラする。
 中身は空っぽ。今頃は養母が美味しいプリンにしてくれているだろう。
「リザ、手をそんなところに置いたら危ないよ」
「あ、はい」
「ほら、ここをこうして。ね? 削りやすいだろ?」
 はい、と答える顔が無邪気に笑う。一人でやらせるのは心配だったが、下手に手を出してもこのやる気を萎ませてしまうだけだろうと思うと、中断させることなんて出来やしない。
 そもそも、ハロウィンのカボチャを作ろうと言い出したのは僕の方だった。広い家の中で寂しい思いをしているだろうリザを、こんな機会に少しでも楽しませてあげたくて、話を持ちかけた。養母の店に飾るハロウィンのカボチャを作らないか、と。
 出会った頃には想像もつかないほど僕に懐いてくれたリザは、二つ返事でその話に乗ってきた。その時はまだ、リザがナイフを怖がるのなら僕が作るところを見ているだけでもいいと思っていた。
 ところがリザは意外にもナイフに臆することなく、僕と同じようにカボチャを作りたいと言ってきた。普段料理で包丁を握っているためか、あまり刃物に対する恐怖心がないのかもしれない。
 僕が先に作った見本を見ながら、リザは懸命にカボチャをくり抜いている。僕のカボチャより小さいとはいえ、リザにとってはそれなりに大きいカボチャと格闘しているのに、リザは結構楽しそうだ。ナイフは子供用の小さなものだし、ちゃんと見てさえいればそれほど危険ではないだろう。
 とはいえ、刃物は刃物だ。僕は気を抜かないようにリザの手元に注意を払いながら、少しずつ形になっていくカボチャと真剣なリザの姿を見つめていた。

 出来上がったカボチャを二つ、店のみんなが先に作っていたカボチャと同じ場所に並べる。
「上手に出来たじゃないか、リザ」
 褒めると、リザはぱあっと嬉しそうに笑った。
 が、その顔がすぐに曇る。
「……でも、みなさんが作ったのとちょっとちがいますね」
 確かに、言われてみれば少し違う。大きさが他のカボチャより小さいのはともかく、なんというか……顔が、どことなく他と違うのだ。
「別に同じ顔のものを作らないといけないなんて決まりはないんだから、これでいいんだよ」
 そう慰めると、リザはホッとしたような顔をした。
 しかし何故僕のカボチャを見ながら作ったのに、違う顔になったんだろう。リザが幼いせいで、そっくり真似るのは難しかったのだろうか。
 じっとリザの作ったカボチャを眺めていた僕は、そこではたと気が付いた。
 このカボチャ、似ているような気がする。見覚えのある、どころか、よく知っている顔に。
(まさか、なぁ……いやでも、似てるような……)
 自分の気のせいかもしれない。だから僕は、その考えを口にしなかった。
 リザはそんな僕を気に留める様子もなく、やっぱりみなさん上手だなぁと並べられたカボチャを眺めていた。





…現代の二人に続きます。たぶん。私が忘れなければ。
時間切れorz めそり。無念。
どうにもまとまり切らなければ没になるやもしれません。





 通勤途中にある商店街のあちこちに、カボチャの飾りや宣伝が目につくようになってきた。
 普段仕事に追われているとはいえ、家で少しハロウィンっぽい料理を食べたり、飾りを置くくらいならやっても良いだろう。
 そんな簡単な気持ちから、リザに話を持ちかけた。
 リザはいいですね、と快く了承してくれ、ハロウィン当日はカボチャ料理を御馳走すると約束してくれた。
 当日、仕事が終わった後リザの住む部屋を訪ねると、先に帰っていたリザはエプロンを着けた姿で迎えてくれた。
「もう少しで出来ますから、座って待っていて頂いてもよろしいですか?」
 問われて構わんよと返しながらテーブルに向かう。するとさほど広くないその上には、小さなカボチャのお化けがちょこんと置かれていた。
「へえ、可愛いじゃないか。どうしたんだ? これ」
「ああ、それですか? 大した飾りも用意できませんでしたし、せめてそれだけでもと思って作ってみました」
「君が作ったのか?」
「ええ。昔教えてくださったじゃないですか。それを思い出しながら作ってみたんです」
 昔よりは上手でしょう、とリザは機嫌の良さそうな声で言う。確かに、今机に置かれているカボチャは店先で売っているものと同じくらいよく出来ていた。
 昔リザに教えてやった時のことは、今ではぼんやりとしか思い出せない。そのくらい昔の話だ。
 よく覚えていたものだなと感心しながらカボチャを眺める。
 見ていると、当時の記憶がもう少し蘇ってきた。そうだ、確か幼い彼女が作ったカボチャはたどたどしい出来で、その表情は……。
(思い出した)
 ちょっと似ているな、と思ったんだった。
 しかしそれを今更リザに言ったところでどうなるというのだろう。今リザが作ったカボチャは、どう見ても昔作ったそのカボチャとは違い、ごくごく一般的な表情をしている。当時似ていると思ったことだって自分の気のせいだったかもしれないし、別に蒸し返すような重要な事柄でもない。
 ただ懐かしいな、と思いながらリザの作ったカボチャを眺めていると、リザがくすりと笑みを漏らす音が聞こえた。
「何じろじろ見ていらっしゃるんですか」
「ああ、いや、よく出来ているなと思って」
「もう似てないでしょう?」
「え?」
 まるで考えを見透かされたような気がして、私は驚いてリザの方を見た。

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