ノリノリ(追記あり)

ノリノリでやさぐれタング書いてます。
間に合うかどうかは判りませんが、とりあえず今月はやさぐれタングに集中するつもり。
来月から再録本の編集と推敲、それと倦怠期ロイアイと「雨のち晴れ」を完成させようかと。
因みに倦怠期ロイアイのタイトルは「今夜の火力」、やさぐれタングのタイトルは「不可視想」が第一候補です。

これ全部出せたら凄いけどなー…どれか落としそうな気もする。
しかも全部出せたら、机の上に6冊が並ぶわけで、加えてもしかしたら委託も受けるかもしれないので、そうなると机の上ギッシリですね。
本がギッシリだと、スカスカより見てもらいにくい気がするのは私の配置が悪いのか。
久々のイベントで張りきりすぎてる気がします。…そんなに出さなくてもいいのか…。なんだろう、やっぱり浮かれてるのかな。

ところで最近ギャリイヴに結構ハマってるんですが、pixivでIb祭なんてやってるようで。
勝手にウキウキしています。
あんまり見る時間ないんですけど…がくり。
イラスト描けてたら参加したのになーとか思ってもみたり。
私は絵の才能が全くなかったし、センスも皆無だったので、自分の妄想を表現しきれず、それが我慢できなくて描くのを止めてしまいましたが。
今でもたまに、ちょっと落書きしたいなーと思う時はあります。

じゃあ字は才能あるのかと言うと、全くそんなことあるはずもなく。
文章のセンスも多分ないと思うし(判らない時点でアウトって気がする)、表紙のセンスも皆無。
人様の文章を読むと、いつも激しく落ち込みます。

でも今、原稿を書いてて凄く楽しいんですよね。
やっぱりやさぐれタングずっと書きたかったんだなーと実感してます。
まだ中盤にも行っていないので、間に合う気がしないんですけども…。
書いててドキドキするんですよね。自分の脳内で既に結末まで大体決まってる話なのに、この先が早く書きたくてたまらんっつーか(笑)。
文字打ちするのさえもどかしいよ!と思ってます。
ただ…今は一気に書くことを優先させてますが、後で読み返すと絶対文章おかしい気がするんですよね…。
自分の文章力のなさが悔しい。
この頭の中の妄想を伝えるだけの力があればなぁ。
書けば書くほど自分の無力さを痛感するっていうのかな…。
なんというか、悔しいな、と思います。
だからって特別な努力をしているかと言われたら、あんまり…してないと思うんですけど…。(ダメじゃん)
でも絵と比べると、文字の方がまだ少しは自分の妄想を表現しやすいと思っているので(自分では)。
このまま頑張りたいです。下手には変わりないですけど…うん…。

そんな感じで、ちょっとコメントのレスをさせて頂くのは難しそうです…ううう御免なさい。
ちょっと原稿に余裕が出てきたら出来ると思うのですが。その頃になると今更かな…orz
本当に全部嬉しく拝見しています。原稿のパワーの源です。いつも有り難うございます。
拍手もとても嬉しいです。
最近ない日も増えたんですが、拍手がある日だとやっぱり一日の気分が上昇します。
本当に元気を貰ってるなーと思います。有り難うございます。


そうだ。たった今PCに落としたばかりの「不可視想」の原稿、勢いで追記に載せておきます。
まだ推敲前なので、ここから多少変わると思いますが。
この後からがメインなので、もうウキウキします。
サンプルもここら辺まで載せられたらいいなーと思っています。
ちょっと恥ずかしくなってきたら消すかもしれませんが、ご容赦ください。(今ホント原稿の勢いで…)
↓不可視想下書き

※推敲していません。




 夜毎違う女を抱く。
 赤毛栗毛、短髪長髪、清楚妖艶、種類も様々。
 特に一貫したこだわりなどない。
 ただ夢を見ずに眠れるのならば、何でも良かった。



「えー、あそこって、商売の女性が沢山いる場所でしょう?」
「そんなところに行かなくても、私が相手をしてあげるのにー」
「やだ、貴女大佐狙いだったの?」
 そろそろ休み時間も終わろうかという昼下がり。
 執務室に戻る前にとトイレに向かったリザ・ホークアイは、中から聞こえてきた甲高い声に眉を顰めた。
 決して大きくない声ではあるが、話している内容くらいは判別出来る。こんな人の通る場所で話すには少々下賤な話題ではないだろうか。
 一瞬ドアの前で足を止めたリザは、しかしすぐに自らの顔を無表情に戻し、一気にドアを開けた。
 現れたリザの姿を見た女性達は、ピタリと口を噤んで、すぐにそそくさとトイレを出ていった。
 彼女達がドアを閉めてから、一人残ったリザはふうと深い溜め息を吐く。
 こういった噂を聞くのはもう何度目だろう。ここ一ヶ月ほど、そこかしこでこんな噂を耳にする。
 初めは誰のことだろうと思いながらも、大して興味もなかった為気にも留めていなかったが、やがて渦中の人物は誰かに気付き、その噂は他人事ではなくなった。
 話の中心にいる「大佐」とは、間違いなくリザの上司であるロイ・マスタングのことを指していたからである。

 元々ロイが女性に弱いということは周知の事実だった。
 しかし特に今までそういった関係でトラブルは無かったし、そもそも女性との交遊などあくまでもプライベートの範囲である為、リザも口は出さなかった。
 仕事の話ならば、上司とその補佐という関係であるからある程度口出しも許されるかもしれない。だが、プライベートとなると話は別だ。ただの補佐である自分に何か言えるはずもないし、言おうとも思わなかった。
 ……ただ、女性との噂を聞く度に、あまりいい気分ではなかったのは事実だ。
 しかしリザは何故そんな気分になるのかを追求はしなかった。しても意味はない。理由が何であれ、彼の交遊関係に口出しする権利がない事実には変わりないからだ。
 自分は、あくまでも補佐として、彼に接すればいい。たとえ何か進言したくても、許されるのは、仕事に影響が出る範囲のみだ。
 そう割り切って、リザは今までそういった噂をいくつも聞き流してきたのだった。

 だが最近の噂は、聞き流すには頻度が多すぎる。それだけではなく、内容も内容だ。
 今までは、こんな下賤な噂はなかった。噂される女性の数は多かったが、不特定多数と節操無く付き合うような類の噂など聞いたことがない。だからこそ、ロイは女性と賢く付き合うタイプだと思い込んでいたのかもしれない。
 いや、たとえそうでなかったとしても、それはロイの判断における行動だ。あくまでも彼のプライベートの問題であって、こちらに口出しする権利がないことには変わりない。
(そう。噂だけなら、ね)
 手を洗い終えたリザは、用の無くなった誰もいないトイレを後にして、執務室へと歩き始めた。
 ただ噂が流れているだけなら、まだ放置も出来ただろう。
 だが問題は、噂だけではなかった。
 ここ最近、ロイは顔色が悪い。
 仕事で特に大きなミスをしたわけではないが、行動の全てが精彩を欠いているように思われる。
 他の者達に気付かれているかどうかは判らない。
 だが長い付き合いであるリザには、明らかにロイの様子がおかしいと判る程度には、変化が表に出ていた。
 それが何かに悩んでいるせいなのか、それとも噂通りの行動で生活が不規則になっているせいかは判らないが。
(……このまま黙っていてもいいのかしら)
 補佐として口出しすべき範囲を超えているかもしれない。
 だが、このまま放っておくのも躊躇われる。
 なにより、彼の状態が心配だ。今までこんなことはなかったのに、突然何故。
 疑問は日に日に大きくなる。
 自分はどう動くべきなんだろう。
 頭を渦巻く考えを押し込めて、リザは努めていつもどおりの顔を作り、自らが働く執務室のドアを開けた。

 自席で仕事を進めながら、リザはチラリと奥の部屋に続くドアを見る。そこはロイ専用の個室だった。中では、ロイが黙々と仕事をしている……はずだ。
 あんな話、勤務時間中に持ち出すものではない。
 とはいえ、それならいつ切り出せばいいのか。
 そもそも話してもいいものなのか。
 仕事に集中しているつもりでも、ふと気を抜いた途端迷いは脳内を渦巻く。
 時々ロイの執務室へ仕事の話をしに入るが、切り出せずに仕事の話のみを済ませて部屋を出る。その繰り返しだ。
 ロイの様子は一見いつもと変わりない。
 だが気のせいかもしれないが、やはり顔に陰が落ちている気がする。行動にも切れがない。
 言うべきなのか。言わざるべきなのか。
 何度も迷いながら、結局何も口に出来ないまま、勤務時間は過ぎていった。


 やがて定時が過ぎ、次々に仕事を終えた仲間が帰ってゆく。
 人数もまばらになった部屋の中で、リザは黙々と仕事を進めていた。
 片付けなければならない仕事は山ほどある。今日一日で全てが片付く量ではない。
 ここまでは片付けよう、と決めていた量をようやく片付けたリザは、最後にロイの確認を取ろうと席を立った。

「すぐ見るから、そこで座って待っていてくれ」
 リザと同じくまだ残って書類を片付けていたロイは、束になった書類をリザから受け取ると、部屋の中央に置かれているソファーを指差した。
 言われるがままにそこに座ったリザは、書類をチェックするロイをじっと見つめた。
 やはり顔色が良くないように見える。
 見ぬ振りをするのは簡単だ。けれどこのまま放置していては、いずれロイの身体に大きな支障が出るのではないか。リザにとってはそれが一番の懸念だった。
(……今なら訊けるかしら)
 この部屋なら、自分と彼の他には誰もいない。
 彼は昔から他人に弱みを見せるタイプではないが、自分なら……昔からの知り合いである自分なら、あるいは何があったのか話してくれるかもしれない。
 何かあったのかと訊いてみるくらいならいいだろうか。
 それに自分は彼の補佐だ。彼の調子が悪い時に、その事情を尋ねる権利はあるのではないだろうか。
「あの……」
 おそるおそる声を掛けたリザに、ロイが書類から顔を上げる。
「ん? 何だ」
 もう後には引けない。リザは唇を引き結んでこくんと唾を飲み込むと、今まで閉じこめていた言葉を発した。
「何かあったのですか?」
「え?」
 尋ねながら、リザはロイの顔を凝視する。だがロイは特に動揺する様子もない。
「その……顔色があまりよろしくないようなので」
「そうか? 自分では気付かなかったが」
「ほんの少しですが、いつもより悪いように思います」
「特に何もないが。まあ君がそう言うなら、気をつけよう」
 そこで会話は途切れ、ロイは再び書類へと目線を落としてしまう。
 結局何も進展がなかったことに、リザはひっそりと溜め息を吐いた。
 何もないとロイは言っている。それなら良いではないか。調子が悪く見えたのは、自分の気のせいだったのかもしれない。
(でも……じゃあ、あの噂は?)
 突然広まり出した噂。あれには、いったいどんな理由があるのだろうか。あれも特に理由がないと言うのだろうか。
 そんなはずはない。リザは確信していた。
 ロイは確かに女性への態度が甘いが、節操がないタイプではない。自分を律することが出来、自らが恥と認める行為はしたがらない潔癖さを持っている。それがロイ・マスタングという男だ。
 そんなロイにとって、今流れている噂が本意であるはずがない。
(……けれど)
 だからといって、これ以上の追及がどうして出来ようか。
 ロイは何もないと言ったのだ。それ以上自分に訊く権利がどこにあるのだろう。
 今は一介の補佐という立場に過ぎない部下の自分が、これ以上上司のプライベートに踏み込む権利などない。
 尋ねたいけれど尋ねられないもどかしさに、リザは唇を噛んだ。何も出来ない。自分はなんて無力なんだろう。
「出来たぞ。これでいいか?」
 突然声を掛けられて、リザはハッと我に返る。
「拝見します」
 自らの逡巡を気取られまいと、リザは慌ててソファーから立ち上がり、書類を差し出しているロイの元へと向かった。
 そして書類を受け取ろうとしたリザは、ふと気付く。
 間近で見るロイのシャツが、少しくたびれていることに。
(まさか……昨日と同じ?)
 書類を受け取りながら、リザはまじまじとロイのシャツを凝視する。そんなリザにロイは眉を動かしたが、リザはそれには全く気付かなかった。
 ロイは外見にはそれなりに気を遣っている。異例の早さで出世したロイには司令部内での敵も多い。余計な敵は作るに越したことはないと、ロイは常に外見だけでも隙を作らないようにという意味も込めて、きっちりと整えている。シャツがくたびれているなんてこと、今まで殆どなかったのだ。
 いつもアイロンがかかっているシャツがくたびれている。その異常事態に、リザの視線はロイのシャツに釘付けになった。
(……これ……)
 まさか昨日と同じシャツなのではないだろうか。そんな疑念を抱きながらシャツを見つめていたリザは、襟元にうっすらと汚れがついていることに気付いた。近くでじっと眺めないと判らないほど薄い汚れだが、それは明らかに、女性がつけたと思われる口紅の跡だった。
 瞬間、リザの頭にカッと血が上る。
「……何を、やっていらっしゃるんですか」
「え?」
 いつもより低いリザの声に、ロイは眉根を寄せる。
「襟元が汚れています。今まで気付かれなかったのですか?」
 ロイは一瞬目を見開くと、自らの襟元を見た。しまったと言いたげな顔をするロイを、リザはギッと強く睨む。
「大佐のプライベートに口を出すつもりはありません。ですが、今司令部内でどんな噂が流れているか、大佐もご存知なんでしょう?」
「……」
「いったい何故そんな噂が流れているんです。貴方らしくもない」
 刹那、ロイの眉がぴくりと動いた。が、言葉は発しない。ロイはじっと、リザの視線を受け止めているだけだ。その態度がよけいに、堰止めていたリザの感情を迸らせる。
「あの噂は根も葉もないただの噂なのですか? それとも……真実なんですか」
 怒りを湛えたリザの表情に、ロイも真剣な顔で見つめ返す。
「……」
 それでもロイは何も言わなかった。言い訳も釈明もしない。ただリザをじっと見つめるだけ。そんなロイに、リザの怒りは急速に冷えてゆく。
「私には言えないことですか」
「……」
 黙ったままのロイに、リザは書類を持つ手にぎゅっと力を籠めた。
 無力だ。
 今まで自分は、彼の力になりたいと尽力してきた。
 彼の為なら、命さえも賭す覚悟だった。
 そうして懸命に仕えてきて、彼も補佐として自分をある程度頼ってくれていると思っていた。
 ……それが嬉しかった。嬉しかったのに。
 こんな時、何の力にもなれない。相談さえしてもらえないなんて。
 今まで得られたと思っていた彼の信頼は自惚れだったのだろうか。リザの心にえも言われぬ寂しさが広がる。
「……私には、何も出来ませんか」
「……」
 ロイはやはり何も答えない。
 これ以上の追及は意味がない。そう判断したリザは、握りしめていた手から力を抜いた。
「大佐が納得された上での行動なら、これ以上私に言えることはありません。ですが、程々になさった方がよろしいかと」
 そう言い捨てて、リザはくるりと踵を返して部屋を出ようとする。
 ところが、リザがドアを開けようとした時、耳元で声がした。
「……ならば、君が代わりになってくれるかね?」
 リザが振り返ると、いつの間にか背後に来ていたロイの顔がすぐ傍にあった。下手に動けば触れそうな距離に、リザはドアを背にしたまま固まってしまう。
「……代わり?」
「そうだ」
 至近距離にあるロイの目が、リザの目と視線を絡ませる。薄ら笑いを浮かべたロイの表情は、今までリザが見たこともないものだった。
「代わりって、何の代わりですか」
「噂は聞いているんだろう?」
 どこか虚ろなロイの目は、しかし冗談を言っているようには見えない。
「どうも最近夢見が悪くてね。そのせいですっかり独り寝が苦手になってしまった。だから誰かが必要なんだが」
 だからあの噂が流れたのかとリザは納得した。同時に、夢見が悪いというロイの台詞を反芻する。
 どんな夢かは判らない。だが可能性として、それが過去の……あの砂と血にまみれた記憶の再現である可能性は十分にある。もしそうであるならば、それは自分にも責任の一端があることだ。
 もしロイがその夢のせいで苦しんでいるならば。
 そのせいであんな噂が流れるほど無茶な行動をしてしまったのだとしたら。
 自分には、それを止める義務がある。
「そうすれば、貴方は眠れるようになるのですか」
「ああ。誰でも構わんよ。私を熟睡できるほど疲れさせてくれるならね」
 流れていた噂の内容を考えれば、ロイが何を要求しているのかはリザにも理解出来た。それを了承するには、さすがに覚悟がいる。だがリザの中に迷いはなかった。
「解りました。お引き受けします」
 真っ直ぐにロイを見つめ返して答えたリザの返事に、ロイの顔から薄ら笑いが消えた。
「……え?」
「ですから、お引き受けしますと申し上げているんです。私でお役に立つのでしたら」
「本気か?」
「はい。それで、私はどうすればよろしいのでしょうか。今日はもうこれで業務は終了するつもりなのですが。大佐が仕事を終えられるのをお待ちしていればよろしいですか」
 淡々と、まるで仕事を片付けるかのように話すリザに、ロイは戸惑いを見せる。
「君、私の言っている意味が解っているのかね」
「理解しているつもりですが」
 真剣なリザの目に、ロイが怯んでいるのが見て取れた。しかしリザに引き下がる気は全くない。
 ロイはリザの目から逃げるように視線を逸らすと、吐き捨てるように言った。
「私はもう少し仕事をしていく。君はいったん家に帰って、支度を整えてから私の家に来たまえ」
 それだけを指示して、ロイは自らの机に向かう。リザの方は振り向かない。
「解りました」
 リザはロイの背中に返事をすると、そのまま部屋を出た。指示さえ貰えばもう用はない。これからすぐに帰り支度をして、家に帰って夕食を済ませ、ロイの家に行く準備をしなければならない。
 まるで一つの任務を言い渡されたかのような事務的な表情で、リザはテキパキと帰り支度を始めた。

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氷上和奇

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