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SEED DESTINY 50話「最後の力」感想
2005/10/05(Wed)
感想が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
楽しみにしているとメッセージを下さった方に感謝です。
最終回ということで、台詞おこしも半端じゃありませんでした。
そして色々と考えさせられるラストに、なかなか理解が進まず、未だ考え中でございます。
そんな中での感想ですので、後で補填したいことは沢山出てきそうなのですが、とりあえずは今の時点の感想ということで。
泣いても笑っても最後の感想です。
気を引き締めて行ってみましょー!


■続く戦闘■
先週に引き続いて攻撃しあうAAと議長側。
カガリはひたすらじっと待っている状態です。
キラはAAとアスランをレクイエムに向かわせ、要塞は自分達に任せろと指示。
しかしそれではエターナルを守るものがいなくなるとマリューが反論すると、ラクスの覚悟を決めた声が。
「この船よりもオーブです。オーブはプランに対する最後の砦です。失えば、世界は呑み込まれる…絶対に守らなくてはなりません。私達は、その為にここにいるのです」

このラクスの熱さは凄いなと思います。
考えてみれば前作からラクスってあまり自分の為に動くような子ではなくて、常に人や世界の為に行動を起こしていたような感があるのですが、今作では登場時からキラと共に自分の意思で隠遁生活をしていたわけで、それが終盤に来て再び元へ戻ったというのが、嬉しくもあり切なくもあり…。もう少し自分を大切にしてほしいなとラクスFanとしては思うのですが、これがラクスの良さであり、格好良さかなと。
潔さが一番秀でているのは彼女かなと思います。


イザークはエターナルをザフトの船だと言い切り、援護することを決めます。
どうやらまだ離反をしているつもりはないらしい(笑)。
イザークって、あんまりザフトに忠誠を誓ってないよね。
あくまでも所属という感じ。

■それぞれの戦闘■
種割れしたキラは、レジェンドと、それを助けに来たデスティニーの2機を相手に奮闘。
そんな中、レイはシンにジャスティスの方を討てと命じます。
「そして全てを終わらせろ」
「ああ。解った!」
妙に素直なシン(笑)。

…多分、シンも先週で覚悟を決めたんじゃないかな。
最後までレイを信じようと。レイの、議長の望む世界が自分の望んだ世界だと。
レイに付いていくことが正しいんだと。
それは同情か自分自身の判断かは判りませんが。


闘いながら、キラはレイにラウと同じ波動を感じて戸惑います。
「そうさ…終わらせる。今度こそ、全てを!!」とレイの叫び。
ここでOP。もはやOP早送りだったので、何か変化があったとしても気付いてません私(苦笑)。

激しく闘うレイとキラ。
その間に、ジャスティスとアカツキはレクイエムへ向かいますが、多くの軍が立ちはだかります。
「えらい数だな、こりゃあ。…が、数だけいたってね!」
ここは記憶も取り戻したかつてのエンデュミオンの鷹。的確な攻撃で相手を撃退します。
しかしミネルバに狙われているAAを見て、アカツキはそちらの方へ。

■アスランvsルナ+シン■
ジャスティスの方はとうとうインパルスと対峙します。
「ジャスティス…アスラン?!」
「インパルス!ルナマリアか!」
「アスラン…」
ルナの脳裏をよぎる、アスランとの記憶。
そして蘇る妹の台詞。
『何で闘うの?!何で闘うのよ!!』
「でも…何でアナタがメイリンを…(選んだの?)。よくも(私よりも)メイリンを(選んだわね)!!」
真剣なシーンなのに、()部分のような突っ込みを入れたくなる私(苦笑)。御免。
「ちっ…!止めろ、ルナマリア!お前も!!」
『も』って、シンと同じくってことでしょうか。
「逃げるな!!」
闘いを避けようとするアスランを追って攻撃するルナ。
仕方なく対抗するアスラン。
「えぇい!くっそぉ!!」
奮闘空しく、ルナはインパルスの腕を切断されます。
     っ!」
「邪魔をするな!君を討ちたくなどない!!」
今はラブラブな親友とのかつての過ちを知っているアスランは、ルナに何とか戦闘を止めてもらいたくて必死です。
「何をぉ?!」
アスランの叫び空しく攻撃を止めようとしないルナ。
しかしとうとうジャスティスにインパルスの足までをも切り落とされます。
「ルナー!」
そこへ王子様シン登場。
「こんのおぉぉ!裏切り者がぁぁ!!」
形相変わってます。
「大丈夫か?!ルナ!」
「シン…!」
嬉しそうなルナ。
「アンタって人はぁぁ!よくもルナを!ルナをやったなぁぁ!!」
…アスランは好きでやったわけじゃないんだけどね…。
しかしそんなことが判るはずもないシンは種割れ。アスラン押され気味です。
それを見守るルナ。

■キラvsレイ(ラウ)■
「誰だ…誰なんだ?!」
戸惑いを拭えないキラ。
自分が確かに討ったはずの人物が、まさかここにいるとはそりゃ信じられんでしょう。
「君は…?!」
「判るだろう、お前には。俺は…ラウ・ル・クルーゼだ!!」
「…っ?!」
既にラウが乗り移っちゃってるレイ。
「人の夢。人の未来。その素晴らしき結果、キラ・ヤマト!ならばお前も、今度こそ消えなくてはならない!!」
「ラウ・ル・クルーゼ?!」
「俺達と一緒に…!!」
「キラ…?!」キラのピンチに、何かを感じ取るラクス。
「生まれ変わるこの世界の為に!」
ここでレイの脳裏にかつての議長とのやり取りが浮かびます。

『ラウは?』
『ラウは…もういないんだ。だが、君も『ラウ』だ』
『え…?』
『それが、君の『運命』なんだよ』
酷いね議長。
そうやって刷り込んだわけだ。レイに。

「そんな…何故君が!何故君がまた!」
キラの戸惑いをよそに、レイの中でプレイバックする議長の台詞。
『逃れられないもの。それが自分』
「そして取り戻せないもの。それが過去。だからもう終わらせる。全てを!そして在るべき正しき姿へと戻るのだ。人は!世界は!!」
レイの台詞を聞いて、キラが闘いつつ反論します。
「でも違う!!」
「え…ッ?!」
「命は、何にだって一つだ!!だから、その命は君だ!『彼』じゃない!!」
その言葉に驚くレイ。
そして討たれるレジェンド……。

■アスランvsシン■
位置特定不能のアスランを心配するAA。
それを聞いてムウが「俺が行く!!」と張り切ってます(違)。
しかしマリューさんは以前の経験もあり、「ムウ?!」と心配そう。
それを聞かず、「ムラサメ一個小隊、付いて来い!!」とムウは飛んでゆきます。
カッコイイ!カッコイイよ、ムウ!!でもこれで死んだらただのマヌケだよ!(苦笑)
…良かった、死ななくて。

当のアスランは、シンと激闘を繰り広げてました。
「くそおぉ!何でアンタなんかにぃぃ!!」
意地になっているようなシンに、アスランが険しい顔で叫びます。
「もうお前も、過去に囚われたまま闘うのは止めろ!!」
その台詞にハッとなるシンとルナ。
「そんなことをしても、何も戻りはしない!!」
二人の脳裏に、それぞれの故人の顔が浮かびます。
ニコル、ハイネ、マユ、ステラ…(…あれ?ミゲルは?/^^;)
動揺するシン。
「な…っ、何を…!」
なのに未来まで殺す気か?!お前は!!お前が欲しかったのは、本当にそんな力か!?」ここでカガリのカットイン。
アスランも種D当初は、カガリの為に力を得ようとしたんだよね。
(シン…)(お兄ちゃん…!)(でも、敵の脅威がある時は、仕方ありません。戦うべき時には、戦わないと)(敵って、誰だよ)(それは弱さだ。それでは何も守れない)
シンの脳裏をよぎる、様々な過去の道程。
「だけど…だけどっ!!」
「シン!もう止めて。アスランも!」
唐突にデスティニーとジャスティスの間に割って入るインパルス。
しかし錯乱気味のシンは、そのインパルスにステラとマユの幻影を見て、混乱の頂点を極めます。
「やめろおぉぉぉ!!!」
叫喚しながらインパルスに向けてゴッドハンド光る手を向けるシン。
ルナを守ろうとしたアスランは、とうとう種割れ。
「この…っ、バカやろぉッ!!」
ジャスティスにボロボロにされたデスティニーは落ちてゆきます…。
結局の所、力としては、『種割れしたシン<種割れしたアスラン』でしたってことでしょうか。
そして更に過去で判明している限りでは『種割れしたアスラン<種割れしたキラ』なわけで、やっぱり最強はキラ様か(笑)。

■沈むミネルバ■
「くそっ!もういい加減にしろっ!何でこんなもん守って戦うんだ!!」
奮闘するアカツキ。
何でも何も、軍人なんだから、命令に従ってるんですよ(苦笑)。
まぁ、それだけじゃない人もいるとは思うけど。
そしてミネルバとAAがすれ違い、攻撃を交わす両者。
軍配はゴッドフリートを命中させたAAに上がりました。
沈んでゆくミネルバ。

■レクイエムの最期■
議長はレジェンドもデスティニーもシグナルロストだと報告を受け、軽く驚きます。
「レイも討たれたというのか?アレに…」
アレって(笑)。
「全く厄介な存在だな、ラクス・クライン、キラ・ヤマト。まあ仕方がない。奴らの始末はまた後だ」
まず発射口の敵を撃った後、オーブを撃つと決定する議長。
レジェンドはフェイズシフトダウンした状態で、議長の元へと向かいます。

「エターナル!メサイヤが撃ってくるぞ!!射線上の敵を下がらせろ!!早く!!」
必死に叫んで危機を知らせるイザーク。
何とかAAやミーティア、アカツキ、ジャスティスはそれを回避したものの、敵味方関係なくレクイエムの犠牲に…。
それを見て、(ギルバート…あなた!?)と驚くタリア。
祈るように待つカガリのカットイン(ホントに今回カットだけの彼女…不憫)。
そしてレクイエムの発射口へ辿り着き、アッサリ破壊するジャスティスとアカツキ。
え…こんな簡単に破壊できるものだったの…?(^^;)
要はバリアを突破できれば何てことないものだった、と…?

■シンステ!シンステ!!■
その頃シンは夢の中に。
(シン…シン…)
名を呼ばれて目を開けるシン。
(ステラ…?)
目の前には、死んだはずのステラが生まれたままの姿で(笑)飛んでました。因みにシンも同様。前作のキラとフレイのようなもんですな。
(どうしたの?ステラ。ダメだよ。君はこんなとこへ来ちゃ)

この台詞が何だかグッと来ました。
シンが『こんなとこ』って言ったことが。
ステラを戦わせたくなかった場所。戦争の場所。そこへ自ら身を置いているシン。
『こんなとこ』だと解っていて戦っているシンが切なかったです。


(だいじょうぶ。だからちょっとだけ逢いに来た)
(ちょっとだけ?ちょっとだけなのか?)
残念そうなシンがイイね!←御免なさい。シンステ推奨派です。
(うん。今はね)
(今は?)
(でも、また『明日』)
(『明日』…?)
(うん!『明日』)
嬉しそうに微笑むステラ。
(ステラ、『昨日』をもらったの。だからわかるの…うれしいの!)
(え?)
(だから、『明日』!)
(ステラ…)
(『明日』ね!『明日』…!)
明るく言いながら遠ざかるステラ。

ここは、色々と難しかったです。
『昨日』って何だろう。『明日』って何だろう。
何度も観返して散々考えたのですが、あまりにも比喩的で、やっぱりよく解りませんでした。
ただ、個人的解釈で言わせて頂くと。
ステラって、ずっと『昨日』=『過去』を消されてましたよね。
でも、シンが湖に葬ったことによって、もう手を加えられることもなくなった。
つまり、死ぬ前に思い出したシンとの思い出や、覚えている範囲での過去を、もう失うことは無いわけで。
だからステラは、やっと『過去』=『昨日』をシンに貰うことが出来たんじゃないかと。
そして『明日』は『未来』。
ステラはもう死んでしまったので『未来』はないけれど、シンが生きている限り、姿形が違っても、未来のどこかで、また再び逢うことが出来るかもしれない。まぁそれは何というか、宗教的な考え方っていうのかな…人の考え方にもよりますが。輪廻転生系のね。
もしくは、シンが生きている限り、シンの心の中でステラはずっと生きることが出来る。
また『明日』、シンがステラを想う限り、心の中でまた逢うことが出来るわけです。
ここでアスランが、「未来まで殺す気か」と言ったことを思い返すと。
ステラは、シンに、『未来』…『明日』を殺してほしくなかったんじゃないかな。
それが言いたかったんじゃないかな。
そう、私は解釈致しました。
これが精一杯の私なりの解釈です。
うーん、他の方の意見も聴いてみたいな。


■メサイア陥落■
レクイエムが破壊されてゆきます。
「馬鹿な…!」
驚く議長。
レクイエムを見つめる人々。
シンも目覚めます。
「ステ…ラ…?」
「シン!」
目の前にはルナの顔が。
シン、ルナに膝枕されておりました(笑)。
「ルナ…?」
「シン…!あぁ、もう!」
涙ぐんでシンの頭(ヘルメット付き)を抱きしめるルナ。
「あれ…?」
目の前の光に疑問を投げかけるシン。
「レクイエムよ。オーブは…撃たれなかった」
攻撃により、沈みゆくメサイア。
それを見てシンはルナに抱きつき、号泣。
ルナもそれを受け止めて、二人で涙を流します。

…思うに、ルナって包容力ありますよねぇ。
だって、いくら錯乱していたとはいえ、シンはルナをも殺そうとしたんですよ?
んでもって、それでも介抱していたら、目覚めた第一声が「ステラ」(笑)。
普通ちょっとでも腹立たないか?(^^;)
それでも全く気にしないというのは、ルナもステラのことは知っていたわけですし、それを全て理解した上で、それでもシンを守りたい、側にいてあげたいと思ったからではないかと。
そう考えれば、ルナは凄く包容力のある女の子だったのかなと最終回にして思ってみたり。
にしては、アスランを許せなかったワケですけどね!(笑)

さて、ここでシンが号泣したのも悩みました。
何故そこまで号泣したのか?
これもかなり個人的解釈でしか、私には理解できませんでしたが、それでも敢えて一意見として述べさせて頂くなら。
シンは多分、自分が間違っていると深層では理解していたんじゃないかと思うんですよ。
それでも立ち止まれなかった。自分の進んできた道を否定できなかった。
そして、レイのことも裏切れなかった。(この辺は総括で書かせて頂きたいと思ってますが。)
しかし、その進んできた道が、その象徴が、とうとう討たれてしまったわけです。
全て終わった。終わってしまった。
その感情を一言で言い表すことは出来ないけれど、そういった複雑な感情があったのではないかと思ってます。
そしてオーブが撃たれなかったことによる、多少の安堵感はあったのではないかと。
結局、シンの進んだ道はオーブを攻撃する道になってしまったわけですけど、それはシンの本当に願ったことではないですよね?
止まることは出来なかったけれど、止めてもらえた。
『止まれなかった』シンが、やっと『止まる』ことが出来た一瞬じゃなかったかと思うのです。


■タリアの決意■
メサイア陥落により、ミネルバも戦闘の終了を告げる。
ミネルバに対し敬礼するマリュー。
タリアは、後をアーサーに任せ、自らは「私行かなくちゃ。御免なさい」と告げてミネルバから去ってゆきます。
この時から、おそらくタリアは決意していたのでしょう。

■ギルvsキラ■
沈むメサイアの中のギルの元へ現れ、銃を向けるキラ。
やはり最後は主役と大ボスの対決ですね!←え?主役…?
その二人の元へ、レイとタリアが向かってます。
銃を向けるキラに、動揺も見せずいつもの調子で話しかけるギル。
「なるほど。だが本当にいいのかな?それで。…止めたまえ。やっとここまで来たんだ。そんなことをしたら、世界はまた元の混迷の闇へと逆戻りだ。私の言っていることは、本当だよ?」
そう言いながら、ギルもキラに銃を向けます。
「そうなのかもしれません。でも僕達は、そうならない道を選ぶことも出来るんだ。それが許される世界なら」
「ふむ…だが、誰も選ばない。人は忘れ、そして繰り返す。もう二度とこんなことはしないと、こんな世界にはしないと、一体誰が言えるんだね!…誰にも言えはしないさ。無論、君にも、彼女にも。やはり何も判りはしないのだからな」
キラの背後にそっと現れるレイ。その姿を見て微笑むギル。
この時ギルは、レイが自分を援護してくれると信じていたに違いありません。
「でも、僕達はそれを知っている。判っていけることも、変わっていけることも。だから明日が欲しいんだ。どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!
そのキラの台詞に、目を見開くレイ。
「傲慢だね。さすがは最高のコーディネイターだ」
「傲慢なのは貴方だ!僕はただの…一人の『人間』だ!!
キラの叫びを聞いたレイは、愕然とした様子。
レイはレイなりに、感じるところがあったのかもしれません。
「どこも皆と変わらない。ラクスも。でも、だから貴方を討たなきゃならないんだ!それを知っているから!!」
引き鉄に指をかけるキラ。
ようやく辿り着いたタリアが、その状況に驚いてます。
「だが君の言う世界と私の示す世界。皆が望むのはどちらだろうね?今ここで私を討って、再び混迷する世界を、君はどうする?」
「覚悟はある…!」
銃を構えるレイ。
「僕は、戦う!!」
そのキラの叫びを合図にしたかのように、響く一発の銃声。
血を流して倒れゆくギル。
驚くキラとタリア。自分達が撃ったのではない。では、誰が…?
振り向いた先には、呆然として泣き崩れるレイが。
タリアが「レイ…!」と声を上げますが、レイは泣き崩れたまま。
レイはとりあえず置いて、ギルの元へと駆け寄り、その頭を膝に乗せるタリア。(また膝枕/笑)
「やあ…タリア。撃ったのは君か」弱々しい声で話すギル。
「いいえ。レイよ」
「…?」
「ギル!御免な…さい。でも…!彼の、明日は…!!
「ああ…そうか…」
泣きじゃくるレイに、何故か満足そうに微笑むギル。

ここでレイがギルを撃ったことについては、他にも増して理解が出来ませんでした。
一生懸命考えたのですが、うーん…?
レイが、キラの言葉に衝撃を受けたのは解ります。
今まで『君も、『ラウ』だ』とギルに言われていたように、クローンとしてしか見てもらえなかったレイ。
運命を、前もって決められてしまっていたレイ。
しかし、キラはそのレイをラウとは『別の人間』と言い切った。
そして、一人の『人間』として、明日を掴むことが出来ると…明日を掴んでゆく努力をする覚悟があると、言い切った。
未来を閉じ、それを得る権利を閉ざそうとしたギル。
未来を信じ、それを得る権利を守ろうとしたキラ。
最後の最後でレイはキラを正しいと思い、その未来を信じたくなったのでしょうか。
ギルのことは勿論崇拝していたのでしょうけど、やっぱり奥底では、そこから抜け出して、一人の『レイ』として生きたかったのかもしれない。
『運命』を決め付けようとした自分が、その『運命』を決定付けた『レイ』に最期討たれることになったというギルは、皮肉なものですが。
しかしギルも満足そうに微笑んだということは、薄々こんな結果もあると、覚悟はしていたのかもしれません。
これが報い。
『未来』を奪う『運命』を決めようとした、自分の。
それもまた一つの結末として、ギルは静かに受け止めたのかもしれません。


崩れゆくメサイアに、タリアの側に近付こうとするキラ。
しかしタリアは、キラに銃を向けます。
「貴方は行きなさい」
「…?!」
この人の魂は、私が連れてゆく!ラミアス艦長に、伝えて。…子供がいるの。男の子よ。いつか会ってやってね、って」
「…解りました」
タリアの覚悟を受け止めたのか、キラは去ってゆきます。
「すまないね…タリア…。でも、嬉しいよ…!」
「しょうのない人ね。でも本当、仕方がないわ。これが『運命』だったということじゃないの?貴方と私の
「ふっ…やめてくれ…」

ここでギルが、『運命』と言ったタリアに対して、それを否定したのは、複雑だなぁと思います。
『運命』を決め付けようとしたギル自ら、それを否定する…。
本当は、この計画の不自然さを一番理解していたのは、ギルだったのかもしれない。
でもギルもまた、『止まれなかった』んだろうかと思いました。
走り出した、その日から。


「レイ!いらっしゃい!」
泣き崩れているレイを、タリアが呼び寄せます。
「貴方も、よく頑張ったわ」
穏やかに言い、レイを抱きしめるタリア。
ハッとするレイ。
「だから…もういいの」
その優しい言葉に、涙を流すレイ。
「お、かあ…さ…」
そして、3人のいる場所が炎へと包まれます…。

タリアは子供より、ギルを取ったってことでしょうか…。
あれほど欲しがっていた子供なのに。子供が可哀相。
でも、もしかしたらタリアは、こうなってしまったのは、自分のせいでもあると思っていたのかも。
過去に自分がギルよりも子供をとったから、ギルは変わってしまった。
そしてこんな暴挙に出てしまった。
それを止められなかった。招いてしまった自分のけじめのつけ方がこれだと…そう思っていたのかもしれないなぁなんて。
そして、最期にギルが生んでしまった哀しい子供として、レイを認めた。
レイは、最期に子供に還り、「もういい」と言ってもらえて、救われた…のでしょうか。
年よりずっと大人びていたレイ。
それはきっと、そうすることを余儀なくされていたからなのでしょう。
ハッキリした親もいない。子供でいることも許されない。
子供で、いさせてくれなかった。
そのレイが、タリアによって赦されたことで、自分をがんじがらめにしていた『運命』という名の鎖から開放された…
そう、見えたラストでした。


崩れ落ちるメサイアを見つめるキラ、アスラン、ラクス達。
シンとルナも涙を流しながら見つめていた…
ここでED。
共に流れる過去の白黒映像。
この演出はなかなか良かったと思います。

結局誰もメインキャラが死ななかったのは安心でした。
その他大勢以外は皆死んでないもんね。SEEDだからと覚悟していたのですが、嬉しい誤算というべきでしょうか。
思ったより綺麗にまとめられてて驚きました。


それぞれのキャラについてや、総括など、書き残したことはあるので、それはまた後日にしたいと思います。
DVDで後日談があるという噂もありますが、とりあえずは本編はこれで終わり。
色々ありましたが、一年観続けさせて頂きました。
否定もありますが、楽しんだことに変わりはありません。
ブログも開設し、後半からでしたが、じっくり感想も書けて、様々な人に見て頂いて、非常に嬉しい思いもさせて頂きました。
今まで読んで下さった方々、有難うございました!
そして、とりあえずはきちんと終わらせて下さった、一年観続けさせて下さった製作者の方々にも感謝を。
お疲れ様でした。
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2005/10/06 19:17  | | #[ 編集] ▲ top
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タリア艦長が、デュランダル議長を腕に抱きました。シンはルナマリアと共にラストを無言で見守っていました。このアニメの主役がキラなのも、運命なんですねー。PHASE-50 最後の力発言 …
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