コードギアス23話「せめて哀しみとともに」感想

さて。1期はこれにて終了です。
切ない終わり方でしたが、好きに綴ってきた感想、今回も好きに書かせて頂こうかと思います。


ユフィ死亡。
悲しい。切ない。
私は彼女のファンではなかったし、彼女の天然ゆえの無邪気な残酷さや、深く考えない言動に関してはとても否定的でした。
ですが、彼女は凄いと思います。
最期の最後までギアスに抵抗し、やはり前回予想したとおりスザクにも発揮されようとしていたギアスの力を彼女自身の意思で封じ込めたのですから。
ギアスに勝てた彼女は、きっととても芯の強い人だったのでしょう。
最期に日本人のこととスザクのことを考えて死んだ彼女は、本当に本当に優しい人だったのだと思う。
死んでほしくなかった。
ルルーシュと一緒に、新しい未来を創って欲しかった。
隣にスザクを従えて。

ルルーシュのやったことは、ルルーシュの視点として見ているからこそ彼の考えや事の経緯を理解して彼に同情できるわけで、スザクの視点から見たら、彼が主人公だったならば、ゼロは悪人にしか見えないのでしょう。
善か悪かは立場によって変わるものであり、表裏一体、見方次第でどうにでもなる不安定なものなのだと思います。
だからこそスザクの憎しみも解る。
…解るけどさ。
それでも悲しい。
友達だという言葉と裏腹に、心が対立してしまったことが。
こちらが悪人だと捉えている人物が敵ならいいのです。
思う存分憎むことが出来るし、倒されたらスカッとできる。
けれど物事はそんなに単純じゃなくて。
どちらの気持ちもある程度理解できるからこそ、どちらが勝ったとしても後に残るのは虚しさと哀しさだけかと思うと、先をいくら見ても幸せな気分にはなれないのでしょう。多分。
それが本当に気持ち的に重いです。
いや、そういうアニメなんだよ…解ってはいるんだけどさ…。

これ、続編が決まってなければどうなっていたのでしょう。
続編が決まったからこそこの流れがあったのでしょうか。
それとも決まろうが決まるまいが、二人が憎み合う根本の流れは変わらなかったのでしょうか(ルルーシュは別にスザクのことを憎んじゃいないけど)。
本当に、この流れはどうしようもなかったのでしょうか。
まさかこんな中途半端なところでエンドには出来ないと思うので、これは続編ありきのエンディングだったと思うのですが。
ルルーシュの最後の笑いがもう…堪りませんでした。哀しくて。辛くて。
心を捨ててしまう決意をするなんて、哀しすぎるじゃありませんか。
その心があったからこそ、ルルーシュはゼロになったのに。
心を捨てた人間の行く先なんて、破滅しかないんですよ。
ルルの破滅なんて、見たくないよ。

そして出てきましたV.V.(ブイツー)。
CやらVやら何だってんだ。
彼がスザクに色々入れ知恵したんでしょうか。
スザクはどこまで知ったんでしょうか。
電話した時、彼はゼロの正体も知っていたと解釈していいんでしょうか。
だからこそ「憎めばいい」というルルの言葉に「有り難う」と言ったのでしょうか。
知ったのだとしたら「また後で」とは戦場でゼロとして相対しようという意味に取れる。
けれどゼロの正体がルルだと知って、ルルがわざとユフィにあんな命令をさせた上で殺しまでしたと思っていたなら、あれだけ冷静な受け答えをするかなぁ。
あれはどっちとも取れるんだよなぁ…。
V.V.が教えていないはずはないと思うんだけど、ゼロ=ルルという事実を隠しても、ユフィを殺したのはゼロだという場面は目撃しているわけだから、ゼロがユフィにあんな命令を下させたのだということだけでも知れば、朱雀はゼロを憎むことが出来るので問題は無いと思う。
「また後で」は生徒会で会おうという意味とも取れる。
でも「今どこにいる?」という台詞といい、何か含みがある気がするんだよなぁ。うーん。
この辺は夏に判明するのでしょう。

コーネリアが急に復活したのも気になる。あれだけ放心していたのに。
V.V.が彼女の前にも現れて入れ知恵したのなら、憎しみを糧に復活することは考えられるんだけど、そうでなければ彼女は自力で復活したわけで。随分早いなと思ってしまう。
それだけ強いということか、無理をしているだけか。

神楽耶は思った以上にぶっ飛んだ性格でビックリです。
妻って。飛躍しすぎではないか。すごい脳内。
凛々しい系の気高きお姫様なら好みだったのになぁ。外見は好きだから。
まさかあんな性格とは…。
ルルーシュの「悪魔と契約したから今更女神と契約は出来ない」って台詞が胸に刺さりました。

ヴィレッタの安否も気になります。
危険!危険!!
扇ももっと気を回せよ~!!守ってやれ!!
あぁもうもどかしい。

ジェレミア卿も復活ですね。
でもちょっとまだおかしい感じだけど。「おはようございました」。言語教育が中途なのか?

ニーナもゼロを憎む方向になってしまいました。
凄い顔だった…。
彼女の実力は侮れないからとても怖い。
ルルーシュの敵はどんどん増えてゆく。
そして彼はどんどん孤独になってゆく。

ルルーシュはゼロとして既に多くの血と涙を流してしまった。
彼がどれだけ悲しもうが苦しもうがそれは自業自得なのかもしれない。
人の命を奪うということは、それだけ罪深いことなのだと知らしめているのかもしれない。
でも、私はルルーシュの根本的な優しさが好きだから。
それに敢えて蓋をしようという今の彼の姿が痛々しくて見ていられません。
蓋をしてもどこかで歪は出るんだ。
出所の無い感情は積もり積もって膨れ上がり、出口が無ければ、蓋をしたままではいずれ破裂するんだ。
たとえ破裂しなかったとしても、中で暴れまわって内面をどんどん傷つけて、修復不可能にしてしまうんだ。
蓋をしなければ先に進めないのだろうけど。
今更後戻りが出来ないから、蓋をしてでも進まざるを得ないのだろうけど。
解っているけれど、辛いです。
そしてスザクも、あのままでは迎える結末は決して好ましいものではない。
憎しみを抱いたままでは本懐を遂げても結局残るのは虚しさだけだと思う。それはルルにも言えるけど。
彼らは、もはや救われないのでしょうか。
私はまだ諦めたくないんだけど。


続編は夏。
夏ですか。
…長いな。
だとしたら、これから作るんですよね。
まだ未来は確定じゃないのだとしたら、どうか、どうかルルーシュがあまり酷い目に遭いませんように。どうか彼があまり哀しみませんように。苦しみませんように。
彼にとって納得のいく最後を迎えられますように。
無駄でも願ってみる。
せめて彼に一人でも多く真の味方が増えますように。
…たとえ増えて彼が本懐を遂げたとしても、結末はやっぱりハッピーエンドではないのでしょうけれど。
それでも願う。
彼にとって彼なりに満足できる終わりでありますようにと。
私は夏までにこの続きを見る勇気をつけられるように頑張ります…。


拍手下さった方、有り難うございました!♪

テーマ : コードギアス 反逆のルルーシュ
ジャンル : アニメ・コミック

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レビュー・評価:コードギアス 反逆のルルーシュ/Stage23:『せめて哀しみとともに』

品質評価 30 / 萌え評価 28 / 燃え評価 16 / ギャグ評価 33 / シリアス評価 82 / お色気評価 5 / 総合評価 35レビュー数 566 件 惨劇の式典会場。大混乱に乗じてトウキョウ租界に大攻勢をしかける黒の騎士団。 ユーフェミアを救出すべく会場に突入したスザクはそこで

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